このテーマの記事では、普段から多くの本を読む(年間70冊くらい)主が、この本は他の人にも読んでもらいたい!この内容は他の人にも知ってほしい!!と思った本を不定期に紹介していくものです。
ということで第一回目の作品は、こちら!!!
「相手は変えられない、ならば自分が変わればいい」
読みやすさ☆☆☆☆ 面白さ☆☆☆☆☆ 値段☆☆☆
タイトルから名言チックな本ですね。
本書は医師で心理療法士でもあるラス・ハリスさんがACTと呼ばれる自分の中に沸く感情をうまく受け入れるための心理療法テクニックを活かしてパートナーとの関係性をよくするために何をしたらいいのかが書かれている本である。
実際に読んでみると恋人との人間関係だけではなく、ストレスに対する対処方法や自分なりの生き方について考えさせられる本であるので、気になった方は是非読んでほしい。
この本は
- 第1部 なぜあなたはパートナーとの関係が上手くいかなくなるのか?
- 第2部 1部で考えた原因とそれらに対処するためのACTの基本的原則を学ぶ
- 第3部 1部、2部を踏まえて実際にどんな考え方をして何をすればいいのか?を考える
の3部構成になっています。この本の特に読んでほしい部分は第3部です。実際に僕もこの部分を読んで考え方を知ってから許容範囲が増え、人生において思い悩むことが少なくなったと思います。(これはマジ笑)
実際に読んでみて学んだこと(この2つの言葉だけでも知ってほしい)
あまりに内容を書きすぎてしまうのも違うと思うので書きませんが、この本から僕が学んだ大きなことは二つあります。
それは 感情、思考と行動は別 と 有効性 というものです。
感情、思考と行動は別
他人に優しく、自分に厳しいあなたは、
また失敗した、、、なんで自分はこんなにダメなんだ。どうせこんなダメな自分じゃ何をやってもうまくいかないわ
のように、思いついた思考を自分と結びつけてしまっていると思います。
でもその思考って本当にあってますか?あなたは本当に失敗だらけなんでしょうか??周りの人を見てください。あなたのことが好きな人やあなたを支えてくれる人、あなたが今までに成功してきたことは本当に0でしたか?そんな言葉を自分に投げかけてみてください。
思い悩んでいるのがあなたの友人だったら、
「そんなことない、あなたは大丈夫だよ。失敗だってすることもあるよ、きっとうまくいく」
のような優しい言葉をかけてあげるんじゃないでしょうか。
そんな言葉を自分にもかけてあげてみてください。思考や感情というものは、あなたに酷いことを言っているだけなのです。実際には何もできないし、あなたの行動を止めることはできません。(ネットに沸くアンチと一緒です笑)
このように考えたらどうでしょう?酷いことを言う感情や思考を受け入れて行動できる気がしてきましたか? 弱くてそんな言葉が浮かんでしまってもいいのです。そんな言葉は受け入れてさっさと次の行動をしてしまいましょう。
僕は少し違う使い方かもしれませんが、きつい運動や筋トレの後半で、きついと思いながら 思考、感情と行動は別 と自分に言い聞かせたりしてます。(意外とこれでパワーが沸いてきます笑)
有効性
ACTの重要なコンセプトでもあるこの言葉は端的に言うと、それが長期的に見てあなたの理想的な人生を作るのに役立つものか考えるということである。
まず本書の中で出てくる例として、休日はいつもソファに寝転がっていて何もしない夫に向かって、嫌味を言ったり、嫌なあだ名をつけたり、他の人の前で批判した というものがある。
これらは実際に夫の行動を変えたのだろうか?そしてその二人の関係は改善したのだろうか?
改善するわけがない。嫌味を言われて気分が悪くなりストレスがたまる夫と行動を変えないことにさらにイラつく妻が生まれるだけだ。ただ時間と労力を無駄にしただけ、、、
実際に夫は何もしないのかもしれない。それが良いか悪いかで考えたら悪いことかもしれない。でもあなたがする行動をそのような価値基準で判断するべきではない、長期的に見て二人の関係が良くなることを考えて行動しようということだ。
本書では、例としてパートナーの関係で考えられているが、この考えは本当に素晴らしいもので、人生のすべての場面に生かせるものだと思う。
先ほどの思考の話に戻るが、もし本当に自分がダメなところしかなかったとしても(そんな人間居ないわけだが笑)、そのダメだという思考は何の役に立つのだろうか??
じゃあ実際にどのように受け入れたり、行動をすればいいか?それは話すと長くなるし、この本書を読んでテクニックをたくさん知ってもらいたい。
ただ一つだけ言えることがあるとすれば、あなたが寛容になれば思いがけずパートナーが変わることもあるし、そんなことに労力を割かなかった場合あなたは他のことにエネルギーを注げるということは忘れないでほしい。
まとめ
本というものから得られるものは人それぞれだと思う。本書を読んで違う部分で、大きく学んだということもあれば、全部知っているもので大して学ぶものもなかったという人ももしかしたらいるかもしれない。
でもそれが本を読むことの楽しさであり、読む意義でもあると思う。人生経験や様々な人が読んで感じること、得ることが違うのは当たり前だと思うが、それでも読んで少しでも自分の人生が向上していくのならもっと読んでいきたいと僕は思っている。
本書はその中で多くの人に刺さるものを選んだつもりだし、僕の考えが変わるきっかけにもなったので紹介しようと思った。本を読まなかったとしてもここまで読んでもらえていることには本当に感謝したい。これからも本を紹介していこうと思っているのでぜひよろしくお願いいたします。
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